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GWは安芸高田市向原町の実家に帰って田植え。今年もお米をつくります

僕の生まれ故郷は広島県安芸高田市にある向原町。家の前には田んぼと畑が広がっており、お米と野菜を作っています。毎年、ゴールデンウィークは田植えの時期と重なるため、小さな頃から、連休中に遠出をするということはほとんどありませんでした。なので、僕は子ども心に田植えが大嫌いでした(もちろん稲刈りも)。遊んでほしいのに遊んでもらえない、どこかに遊びに行きたいのに連れて行ってもらえない。お米なんか作らなくても買えばいいじゃないか、そんな想いを抱いて育ってしまいました。

そんな想いが次第に変化していったのは、大学で一人暮らしを始めてから。お米を買わなくていいのがどれだけ贅沢で恵まれていることか、僕はこの時、ようやく知りました(苦笑)。それ以降ですね、手伝おうという気が芽生えてきたのは。子どもの頃は、早く終わってくれ〜としか思っていませんでしたから。逆に手伝いに無理やりかりだされることもありませんでした。おばあちゃんも母親も、なぜか手伝わせたくなかったようで、ただただ家で時間を持て余していました。

お米を買わなくていいありがたさを知った僕は、年々感謝の気持ちもふくらんでいきまして、田植えへの貢献度も大きくなっている、そう自分では感じています。こんなに手伝うことになるのなら、小さいころからちゃんと習っておけばよかったなと後悔することさえあったりします。

もちろん今年も田植えの手伝いをするために実家に帰る予定です。農家にとって田植えは、一年の中の一大イベント。始まる前からみんなソワソワしております。ちなみに今年の実施日は「こどもの日」。息子から「え〜」というブーイングが聞こえてきそうですが、そんなブーイングは受けつけませんし、僕は息子も田んぼにかりだします(笑)。お米がどんな風に作られているか、間近で気兼ねせず知ることができる、こんな貴重な機会はそうありませんから。
ということで、わが家の「こどもの日」のお出かけは、向原町の田んぼで、食について楽しく学べる農業体験です。