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【7月17日・試合結果】カープ vs. ヤクルト|3番堂林翔太が4安打!投打がかみあい連敗脱出|2020プロ野球

こんにちは。真田一平です。
ブログを書いたり、YouTubeチャンネルを運営したり、大好きなカープ選手の記事を書いたりして楽しく活動中。好きな言葉は「人生は一回だが、真剣にやるなら一回で十分だ」。
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7月17日(金)/広島 vs.ヤクルト

ヤ|000 002 000|2
広|203 004 00/|9
■試合時間:3時間34分
■ マツダスタジアム

責任投手・本塁打

勝:大瀬良(3勝1敗)
負:吉田大喜(1敗)

<本塁打>
広/菊池涼3号(3回裏ソロ) 、 松山1号(6回裏3ラン)

スターティングメンバー

1番:(中)西川
2番:(二)菊池
3番:(三)堂林
4番:(右)鈴木
5番:(一)松山
6番:(左)ピレラ
7番:(捕)會澤
8番:(捕)田中
9番:(投)大瀬良

☆バッテリー
大瀬良、一岡、DJ.ジョンソン、菊池保 ー 會澤

☆打撃成績・投手成績はこちら

試合経過(Twitterまとめ)

戦評

マツダスタジアムで行われた本日のヤクルト戦は9対2で勝利。投打がかみあった試合運びで連敗を4でとめ、マツダスタジアムでの有観客試合で初勝利を飾りました。

3連敗中のカープは昨日から打順を変更。打率.420の堂林選手を今シーズン初めて3番、これまで上位打線を打っていたピレラ選手を6番において試合に臨みました。

その新打線が初回からつながります。1番・西川選手が初球攻撃で出塁すると、3番・堂林選手がエンタイトル二塁打。ここで4番・鈴木誠也選手が、ヤクルト先発・吉田大喜選手の4球目、低めに入ってきたカーブをうまくとらえてセンター前に運びタイムリー。『7番と1番』、堂林・鈴木誠也のコンビが連動し、2点を先制しました。

早速機能した新3番・4番が、続く3回裏の攻撃でも魅せてくれました。2番・菊池選手のホームランで1点を追加すると、堂林選手がインコースのストレートをライトフェンス直撃二塁打。1打席目同様、右方向に長打を放ちチャンスメイクすると、鈴木誠也選手がセンター前ヒットでつなぎ、5番・松山選手が2点タイムリー。上位打線の4連打で一気に3点を追加し、この回でプロ初先発のルーキー・吉田大喜選手をKOしました。

6回裏には、菊池選手と堂林選手の連打で無死一、二塁にすると、4番・鈴木誠也選手がセンター前にタイムリー。そして、5番・松山選手がライトスタンドへ3ランホームランを放ち、3回裏同様に2番〜5番が見事な連動をはたし追加点を奪いました。松山選手のホームランは今シーズン第1号。ようやく出た一発は試合を決定づける貴重な一打となりました。

先発・大瀬良選手は、6回まで三者凡退のイニングは一度だけ。5イニング、ランナーを背負う苦しい内容となりましたが無失点投球。6回表、エスコバー選手にタイムリー二塁打を打たれ2点を返されますが、後続をしっかりと打ち取り、6回を2失点。球数が118球だったため、6回で降板となりましたが、しっかりと試合をつくってくれました。状態が悪くてもチームの勝利に貢献する粘りのピッチング、まさにエースの仕事と言えるでしょう。

大瀬良選手のあとは一岡選手、DJ.ジョンソン選手、菊池保則選手が登板。一岡選手は2奪三振、DJ.ジョンソン選手は3者連続三振、菊池保則選手も3奪三振の“三振ショー”で、いまのチームの課題・勝ち試合の試合終盤をゼロで抑えました。なかでも8回表を任されたDJ.ジョンソン選手は登板を重ねるごとに内容がよくなっているだけに、次戦以降の登板が楽しみです。

12球団トップの打率を誇る強力打線が試合を引っ張り、16安打9得点の大勝となりましたが、この流れを作ったのは、ブログの「見どころ」でも取り上げた堂林選手でしょう。第1打席、第2打席は力と技で押し込み右方向に長打、第3打席は体をうまく回転させて左中間に二塁打、さらに第4打席はコンパクトに振り抜いてレフトへ単打。右へ左へ打ち分けて、打率は異次元の.446。壁を乗り越えつつある背番号7の活躍からこれからも目が離せません。

入団当初から、カープに息づく『右の強打者の系譜』を受け継ぐ存在として、期待をかけられていた堂林選手。結果が出ない時期が続き、右の4番打者の地位は鈴木誠也選手が確立しました。しかしどんな苦境に立たされても前進を進めなかったことでようやく誕生した『3番・堂林、4番・鈴木誠也』の並び。カープファンの胸をときめかせる「右の強打者コンビ」が、逆襲を狙う切り札になりそうです。