民音音楽博物館編vol.2/古典ピアノの音色にひたる贅沢な時間。1922年製作の自動演奏ピアノにも注目![東京散歩]

民音音楽博物館編vol.1はこちら

民音音楽博物館の一番の魅力は古典ピアノの音色を体感できること。火曜〜土曜で計5回、日曜・祝日で計7回、スタッフの方が古典ピアノの説明&演奏をしてくださるショータイムがあります。1回のショーは約20分。1時間に一度のペースで開催されているので、事前に時間を調べて来館するのがいいでしょうね。
古典ピアノの演奏時間はこちら

上品で可憐で美しい!チェンバロ・古典ピアノがズラリと勢ぞろい!

先に残念なお知らせが・・古典ピアノの展示室は撮影・録音NGなんです😅写真入りで紹介したかったのですが・・やむなしですね。

民音音楽博物館で展示されているのはこちらの8台のピアノです。

ピサ・チェンバロ(1580〜1600年製作)
シュトローム(1793年)
コンラート・グラーフ(1834年)
シュヴァイクホーファー(1840年)
アントン・ワルター(1795年)
ヨハン・フリッツ(1800年)
プレイエル・ピアノ(1845年)
エラール・ピアノ(1899年)

それぞれの古典ピアノの説明は、クリックして確認を🔖
ちなみに僕が印象に残ったものをあげると・・・

①シューベルトの曲に適したシュヴァイクホーファー

シュヴァイクホーファーは当時のウィーンにおける最も優れたピアノ製作者の一人。耐久性のある装置と堅牢な構造がうまく調和して、美しい響きを醸し出すのがこのピアノの特徴。その音域は、シューベルトの曲に適しているため、「シューベルトピアノ」と呼ばれているようです。

シューベルトに愛され、シューベルトのために作られたピアノだなんて、なんてロマンチックなんでしょう。時代を超えて語り継がれる名曲の数々は、作曲家とピアノ製作者の共同作業によって生み出されてきたんだなと、スタッフの方の話を聞いてしみじみと感じましたわぁ〜。道具がないとモノを生み出すことはできません。そう考えると、作曲家に適したピアノがなければ、名曲は生み出されていなかったのかもしれませんね😌

②世界でわずか23台しかないアントン・ワルター

アントン・ワルターは当時ウィーンで最も有名なピアノ製作者。タッチの軽快さと音色の明るさから、モーツァルトが愛用したピアノとして知られていますそして、このピアノには足ペダルがついていません。膝で操作するニー・レバーがついた珍しいピアノとなっています。また、リンク先の写真を見てもらえたら分かりますが、鍵盤の色が通常のピアノと逆なんです。実物で見ましたが、これはこれでありかなと😆

ちなみに、このアントン・ワルターですが、世界に23台しか残されていません。さらに23台のうち演奏可能なのはわずか4台。その4台のうち1台が民音音楽博物館にあるって、すごいことですよ、これは。何度も言いますが、こういった希少なピアノが無料で見学できるなんて、東京っていいなぁ〜。

③繊細すぎるプレイエル・ピアノ

ショパンが所有していた最後のピアノと同型のもので、ショパンが実際に愛した音色を聴くことができる、とっても貴重なピアノです。そしてこちらのピアノさん、大変繊細なピアノのようで、調子の良い時しかいい音を奏でることができなかったとか😅機械なのに調子が関係あるとは、まさに生きているピアノですな。

ビックリ仰天!!「ジョージ・ステック・ピアノ・オーケストラ」

古典ピアノを演奏を聴いたあとは、こちらの楽器の説明が行われます。「ジョージ・ステック・ピアノ・オーケストラ」、1922年に製作された自動演奏ピアノです。楽器の上部にはピアノ、シロフォン(木琴)、大太鼓、小太鼓、タンバリン、ウッドブロック、トライアングル、大小のシンバルなど、計8種類の打楽器が内蔵されており、紙ロールに空いた穴に空気が通ることで、それらの楽器が演奏します。

この自動演奏ピアノを製作したのは、ジョージ・ステック社(1857年にニューヨークで創業)。「丈夫でよく鳴るピアノ」として、特に教育界で信頼を集めたピアノメーカーとして知られているようです。

自動演奏ピアノの音色を聴いた感想ですが、とにかくすべて自動なんで見ていて楽しいです。ピアノの鍵盤をはじめ各楽器が自動を動くところを想像してみてください。ワクワクしませんか🤣ただ・・・音色はいまいちです(あくまで個人的な感想)。見るのは楽しいですが、聴くのは一回でいいかな。古典ピアノの音色を聴いたあとだけに余計にそう感じたのかも😅

オルゴール(自動演奏楽器)や民族楽器の展示も

古典ピアノ同様に、オルゴール(自動演奏楽器)の演奏会も1時間に一度のペースで開催中(詳しい時間はこちら)。こちらと古典ピアノの演奏会が連続して行われるように設定されているのでスムーズな鑑賞が可能です。

民族楽器は実際に手にとって演奏できるものも。世界の民族楽器がたくさん展示されているので、民族楽器コーナーにもぜひ足を運んでみてください。

イベントも開催されてまーす!

トークショーや期間限定の展示会など、様々なイベントも開催されているようです。僕たちが行った時には、「トルストイと音楽」展が開催されていました。
開催中のイベント情報はこちら

時間があるならぜひ行ってみてほしい貴重なミュージアム

何度も言いますが、入館料は無料。無料でこれだけの体験ができるってすごいですよ。古典ピアノはもちろん音色も魅力ですが、そのフォルムもとても印象的です。長い長い歴史を生きてきたピアノの数々は一度見る価値あり!十分あります!そして約20分の古典ピアノ演奏会も必見。この演奏会に行くだけでも行く価値はあると断言します。

ピアノを指導する妻の好奇心に大きな影響を与えたでしょうし、ピアノの知識がほとんどない僕もめちゃめちゃ影響を受けたました。ホテルの近くにあるからと、思いつきでしたが行ってよかった。とっても充実した音楽と戯れる時間でした😊民音音楽博物館、オススメです🎹