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バティスタ選手の取材エピソード

こんにちは。真田一平です。
ブログを書いたり、広告を作ったり、タウン誌でカープ記事を連載したり、広島県営SNS・日刊わしらのカープ担当として楽しく活動しているフリーランスです。

日刊わしらで先にアップしたのですが、今日は、バティスタ選手の取材エピソードについて紹介します。

3月2日、カープは、ドーピング違反で6ヶ月の出場停止処分を受けていたバティスタ選手との契約を解除すると発表しました。

ここまで結論を伸ばしたのをみると、再契約するのではないかと思っていただけに、このニュースには驚きました。契約をする球団として難しい決断だったのは理解できます。賛否両論、色々な声がありましたし。ただ、いちカープファンとしては、きちんと状況を説明したうえで、育成からでもいいので、もう一度チャンスを与えてあげてほしかったという思いもあります。

いつか和訳してみたいメッセージ

バティスタ選手、通訳のクレートさんを通して、何度か取材させてもらったことがあります。

お世話になったコーチへの感謝を忘れない方でした。いまの自分があるのは、これまで出会ったコーチのおかげだとよく言われていました。そして、一番影響を受けている外国人選手はエルドレッド選手。一軍でも二軍でも懸命にプレーしている姿に影響を受けていると話してくださったことも。

明るく素直。そのため吸収力も高い。日本で成功するため、野球に真摯に取り組むプロ野球選手という印象が残っています。

そして、通訳のクレートさんとのヒーローインタビューはマツダスタジアムの名物に。

あるとき、バティスタ選手に、「あなたにとってクレートさんはどんな存在ですか?」と聞いたことがあります。

クレートさんを通して質問を聞いたバティスタ選手は、ときおり笑みも浮かべながら優しい表情で答えてくれました。時間にすると約2分弱。それだけクレートさんへの感謝の想いがあったのだと思います。

ただ、クレートさんが訳したくださった言葉は「いいやつ」。それ以上のメッセージを話してくださったのは間違いないのですが、きっとクレートさんが訳すのを照れたのだと思います。

あのとき、どんなメッセージをクレートさんと読者に届けようとされていたのか。あの日以来、ずっと気になっています。スペイン語を使えるようになっていつか和訳してみようかな。

この発表以降、鈴木誠也選手やフランスア選手から、バティスタ選手へのメッセージがアップされました。きっと投稿で、気持ちを言葉をして送りたくなる人柄だったんでしょうね。

ドーピング違反がきっかけで、カープとの契約はなりませんでしたが、バティスタ選手の野球人生が終わったわけではありません。カープで学んだことをいかし、どこかでもう一度、輝きを放ってほしいですね。いちファンとして、いつかチャンスが巡ってくることを願っています。

バティスタ選手、ファンにたくさんの夢と感動を届けていただき、ありがとうございました。