【公式戦】3月29日・広島 vs.巨人 試合速報

3月29日(金)広島 vs. 巨人 1回戦・18時試合開始
巨|000 000 000|0
広|001 000 04/|5

◾️試合時間:3時間3分 ◾️観衆:31700人(マツダスタジアム)

勝:大瀬良/ 1勝
負:菅野/1敗

本塁打:広/安部1号(3回裏ソロ)

☆ステーティングメンバー
1番:(遊)田中
2番:(二)菊池
3番:(左)西川
4番:(右)鈴木
5番:(一)松山
6番:(中)野間
7番:(捕)會澤
8番:(三)安部
9番:(投)大瀬良

☆バッテリー
大瀬良、中崎 ー 會澤

☆打撃成績・投手成績はこちら

大瀬良が8回無失点の好投!大事な試合でチームを勝利に導く貫禄の投球!

「何を投げるかはまだ決めていないです。右打者になるか左打者になるかによっても変わってくるので」3月に取材させてもらった時、開幕戦の初球についてそう答えられた大瀬良選手。今日の“カットボール”を見るかぎり、もう決まっていたのかもしれません。

巨人の先頭打者は吉川尚輝選手。カープファンが固唾をのんで見守った初球は外角138kmのカットボールから入ってストライク。大瀬良選手の2019シーズンは“カットボール”から始まりました。開幕戦の初球。たくさんの準備期間があるなかで、なんとなくで球種を決めるはずはなく、カットボールを選んだのは、間違いなく一番自信がある球種だからこそ。

まさに今年はこのボールでいくという意思表示。そのカットボールが初回からキレキレで巨人自慢の上位打線を圧倒。2番坂本選手からカットボールで空振り三振を奪うと、3番丸選手にもカットボールを多投し最後は空振り三振。球威・コントールともに申し分のないカットボールとともに最高の滑り出しをきりました。

初の開幕投手を担う大瀬良選手を早めに援護したいカープ打線は、3回裏に安部選手が、菅野選手の外角のカットボールを思い切り引っ張って弾丸ライナーでライトスタンドへ。安部選手自身、菅野選手から通算3本目となるアーチは、貴重な先制弾に。そしてこの本塁打は、今シーズンのセリーグ初ホームランでもありました。

カットボールを有効的に使いストライク先行!三振の山を築く!

大瀬良選手は4回までに6三振。カットボールを武器に三振の山を築き、安定したピッチングを続けましたが、5回表に最初の山場が。1死二塁で打席には好調の吉川尚輝選手。この場面でも大瀬良選手はカットボールを多投。吉川選手を内野ゴロに打ち取ると、続く坂本選手はカットボールで追い込んで、最後は直球でショートゴロ。勝ち投手の権利を得て後半戦に突入しました。

6回表には丸選手と3回目の対戦。この対戦でもカットボールで追い込むと、外のゆるいカーブで空振り三振。3打席連続三振で昨季のMVP男にまったく仕事をさせませんでした。続く岡本選手、陽選手も連続三振。この開幕3連戦、移籍一年目の丸選手をどう抑えるかがポイントだけに、完璧に封じ込める投球にはエースの風格が漂っているように感じました。

緒方監督と佐々岡コーチの信頼が大瀬良選手の心を支えたのでは

7回を投げて107球。7回裏に大瀬良選手に打順が回ってくるだけに継投をどうするか気になりましたが、緒方監督は続投を決断。8回のマウンドへあがることに。そして最大の正念場はこの8回にやってきました。巨人が吉川尚輝選手の3本目の安打をきっかけに、1死一、二塁のチャンスをつくると打席には丸選手。さすがにここで投手交代かと思いましたが、緒方監督は微動だにせず。その監督の信頼に応えるべく、大瀬良選手は、カットボール、フォークで、簡単に丸選手を追い込むと、最後はアウトコースへのストレートで見逃し三振。おそらくカットボールかスライダーを待っていたであろう丸選手の裏をかく投球で、巨人に傾きかけた流れを止めました。

ここで巨人に流れを渡さなかったことで、8回裏にカープ打線が巨人のウィークポイントでもあるリリーフ陣を“つないでつないで”攻略。最後は、野間選手が足でかせいだ内野安打、會澤選手が今日4三振の丸選手の頭上を大きく超えていく長打を放ち4点を追加。僅差での攻防が続いていましたが、ここで勝敗が決しました。

大瀬良選手はプロ初の開幕投手の大役を果たし、今シーズン初勝利。8回124球、11三振を奪う投球で、「真のエース」へと挑戦する一年をスタートさせました。今年どんな成績を見せてくれるのか、そんな楽しみが広がる大瀬良選手のナイスピッチングに酔いしれた開幕の夜。明日も勝って、まずは今季初の勝ち越しを決めたいですね。