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自分のルーツを見つめ直す機会[お盆]

今年の夏は祖父の初盆でした。じいちゃんがいないお盆は生まれて初めて。ずっと一緒に暮らしてきた父親のような存在だったので、なんだか不思議な感じです。
仏壇とお墓に手を合わせ、静かに祈り感謝するのは例年と同じ。いま自分がここに存在しているのは、ご先祖様がつないできた命があるからこそ。仏壇とお墓で手を合わせて“ありがとう”と感謝の気持ちを伝えるのは、小さい頃から実家で教えられてきたお盆の風習です。

じいちゃんが体を悪くして外に出ることができなくなってからは、実家の田んぼの様子を見に行くことが増えました。じいちゃんが大事に大事にしてましたからねぇ、なんだか無下にはできなくて。もう1ヶ月したら収穫時期。じいちゃんは100歳までは守ると言っていたので、とりあえずあと10年は手伝いに帰りましょうかね。これまでほとんど手伝っていないのでなんにもできないでしょうが、じいちゃんの代わりにその場にいようかなと思っています。

人生にはいろいろあるけれどつながれてきた命を次の世代に伝えていきたいつないできてくれたご先祖様のためにも。

色とりどりの盆灯籠は広島の夏の風物詩でもありますが、初盆のときは、白一色の灯篭を並べます。今回、実家のお墓には色のない灯篭が並びました。