【読書メモ】『メモの魔力』SHOWROOM前田裕二/渾身のメモ術!人生を変える最強のフレームワークに注目
こんにちは。真田一平です。
ブログを書いたり、YouTubeチャンネルを運営したり、大好きなカープ選手の記事を書いたりして楽しく活動中。好きな言葉は「人生は一回だが、真剣にやるなら一回で十分だ」。
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今日から書評も始めてみようということで記念すべき一冊目。
SHOWROOM社長の前田裕二さんが書かれた『メモの魔力』を紹介します。
ちなみに、読書は大好きです。暇があったらいつも本を読んでいます。ビジネス本・自己啓発本・小説・漫画、ジャンルを問わず、読みたいなと思った本は必ず買って読んでいます。これは好みでしょうが、電子書籍よりは紙派です。
新刊もかなりチェックしています。今日紹介する『メモの魔力』も発売(2018年12月発売)してすぐに購入。読み終わってからだいぶ経ってからの書評となることをお許しください。
それではいきましょう。
『メモの魔力』前田裕二(幻冬舎)
読む目的
単純にメモが好きだから。
普段からよくメモをとっています。使っているのは紙のノートやiPhoneのメモアプリ。デジタルが便利なのは分かっていますが、文具が好きなので、紙のノートを使ってメモすることも多いです。
ただ、メモを活用できているかは微妙なところ。メモしたことに満足して、そのままになっているケースも数多くあります。めちゃくちゃダメな例です。
せっかくメモしたことを、もっとうまく、フリーランスの日常に生かせないか。そのヒントを得ようと『メモの魔力』を手にとりました。
要点まとめ
一番大事な部分はここです。
「ファクト→抽象化→転用」という最強のフレームワーク
インプットした「ファクト」をもとに
気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
自らのアクションに「転用」する。
このフレームワークの知識を入手しただけでも、この本を購入してよかった。書籍には、前田さんが編み出された最強のフレームワークについての説明が、具体例とともに紹介されています。
説明が深すぎて、なかには難しいと感じる部分もありますが、このフレームワークの流れがつかめれていれば十分です。
実践する場合に頭を悩ますのは、「抽象化」の部分だと思います。実際、ぼくも前田さん流でやってみましたが、「抽象化」の項目を言葉にするのに時間がかかってしまいました。
なので、「抽象化」が難しい場合は、抽象化をすっとばして
「ファクト」→「アクション」の流れでもよいと思います。
事実をもとに、アクションプランを考えてタスクにする。この作業を日常化するだけでも、目の前の景色は変わっていくはずです。
読んで感じたこと
第三章はメモで自分を知る、第四章はメモで夢をかなえるというテーマで書かれています。メモのノウハウだけが書かれている本じゃなく、メモを通して、自分の生き方を見つめ直すことができるのはこの本のいいところです。
読み終わったらお腹いっぱいになるので、どこから手をつけたらいいか分からなくなるかもしれません。
ぼくは、メモのノウハウを知りたかったので、「ファクト→抽象化→転用」のフレームワークについて書いてあるページを何度も読み返しました。
フリーランスにとってメモは財産ですし、メモを効率よくとる人ってかっこいいじゃないですか。ノートと文房具が好きなので、そもそもメモをうまくとる人に憧れています。
あと、この本を読んであらためて感じたのは、メモは書くだけじゃダメだということ。定期的に見直さないと、せっかく時間をとったメモは無意味です。
書いたことを、フリーランスとして生きていくエネルギーにするためにも、しっかりと見直し、インプットだけではなくアウトプットも心がけていこうと思っています。
この本を読んでのアクションプラン
◎フリーランス戦略会議をノートで実行。目標は1日1ページ。
◎ファクトに対するアクションプランを考え、それをタスクにして実行する。
◎1日にとったメモを振り返る時間を、夜寝る前に最低でも5分とる。
◎気になったメモは、Evernoteにメモする習慣をつくる。
メモの魔力・「10」の抜粋ポイント
人の成長という観点において、本当にメモは偉大です。
①知的生産性が増す
②情報獲得の伝導率が増す。
③傾聴能力が増す。
④構造化能力が増す。
⑤言語化能力が増す。
僕のメモ術のエッセンスは、シンプルに3点です。
① インプットした「ファクト」をもとに
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
この三つに尽きます。
「抽象化」は人間に与えられた最強の武器
抽象化の3類型「What」か「How」か「Why」
アウトプットをせねばならない一定の制約下で言語を届ける訓練を続けると、言語化能力は磨かれていくでしょう。メモをとるのでも、ツイートするのでも構いません。とにかく、その瞬間を、意識を、逃げずに言葉にすることが大切です。
これからの時代は『アジェンダ』を持っている人が豊かになる。つまり、自分がやりたいことや、美意識が明確な順に豊か。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれない。
「個」として戦う上で必要な基本姿勢やスキルを身につけていないと、気づけば時代に取り残されてしまう。
経験していないこと、知らないことは、「やりたい」と思うことさえできないのです。であれば、経験の数自体を増やして、「やりたいこと」を見つける確率を上げましょう。真剣に動けば、必ず、見つかります。
自分の人生の軸と、それが指し示す夢を認識・言語化して、ストーリーを語れるようになると、次第に、夢の応援団が現れるようになります。
あなたは今、何をしているときが一番楽しいですか?
あなたは今、何を目標に生きていますか?
このように、人生のモチベーションの根底に関わることを質問されたとき、パッと即答できる状態のことを、「人生の勝算がある」、と僕は表現しています。