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【7月22日・試合結果】カープ vs. 阪神|9回に逆転するもまたも逃げ切れず。一軍復帰の野村は6回1失点の好投

こんにちは。真田一平です。
ブログを書いたり、YouTubeチャンネルを運営したり、大好きなカープ選手の記事を書いたりして楽しく活動中。好きな言葉は「人生は一回だが、真剣にやるなら一回で十分だ」。
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7月22日(水)/広島 vs. 阪神(甲子園)

広|010 000 002 0|3
阪|001 000 011 0|3
■試合時間:3時間46分
■甲子園

本塁打

阪/サンズ5号(8回裏ソロ)

スターティングメンバー

1番:(中)西川
2番:(二)菊池
3番:(一)堂林
4番:(右)鈴木
5番:(捕)磯村
6番:(左)長野
7番:(三)メヒア
8番:(遊)三好
9番:(投)野村

☆バッテリー
野村、一岡、塹江、菊池保、DJ.ジョンソン ー 磯村

☆打撃成績・投手成績はこちら

試合経過(Twitterまとめ)

戦評

甲子園で行われた本日の阪神戦は3対3で引き分け。9回表に逆転し、1点リードで9回裏を迎えましたが、菊池保則選手がリリーフに失敗。またしても僅差のゲームを勝ち切れず連敗脱出とはなりませんでした。

カープの先発は、今シーズン初登板となった野村祐輔選手。立ち上がりは、わずか12球で阪神打線を三者凡退に抑え、好スタートをきりました。2回裏は連続安打と四球で満塁にしますが、最後はガルシア選手をライトフライ。3回裏は、糸井選手とサンズ選手の連打で同点にされ、なおもピンチが続きましたが、後続を打ち取り最小失点で切り抜けました。

粘りの投球で序盤を投げ終えると、中盤以降は尻上がりに調子が上向き、5回と6回は5つの凡フライと三振で連続で三者凡退。球数が100球を超えたことで、6回で交代となりましたが、6回を被安打5、4奪三振。3回に奪われた1点のみにまとめ、先発としてしっかりと試合をつくってくれました。ここ数試合、先発陣の投壊が続いていただけにチームに勇気を与えるナイスピッチングでした。

特に6回裏の野村選手は見応えありました。この回、先頭の大山選手は、3球すべて111km台のカーブを投げ切りショートフライ。福留選手は7球すべてアウトコースの出し入れでレフトフライ。梅野選手は141kmのストレートと139kmのカットボールを高低に投げ分けてセカンドゴロ。野村選手の魅力が凝縮したイニングのように感じました。

左のガルシア選手対策として、5番・磯村選手、6番・長野選手、7番・メヒア選手、8番・三好選手と、右打者をズラリと並べて臨んだカープ打線。2回表、その新打順がつながります。先頭の磯村選手が二塁打で出塁すると、長野選手が進塁打で1死三塁。ここでメヒア選手がレフト前にタイムリー。フルカウントから、ガルシア選手のチェンジアップにうまく対応し先制点をもたらしました。

メヒア選手は、試合前に二軍の試合にスタメン出場。ホームランを放つなど3打数2安打の好成績を残し一軍に合流。しっかりとバットが振れているのを確認してのスタメン起用だったのかもしれません。

スタメン起用した選手の活躍で幸先よく先制しましたが、それ以降はガルシア選手の前にゼロ行進。期待の堂林選手、鈴木誠也選手も左腕の前に沈黙し、7回まで1得点に抑えこまれました。しかし、1点を追う9回表に、12球団トップの打率を誇るカープ打線がつながります。

先頭の鈴木誠也選手がセンター前ヒットで出塁すると磯村選手が送りバント。続く長野選手の打球はサードゴロ。しかし、この打球を大山選手が一塁に大暴投。送球がカメラ席に入り、二塁ランナーが同点のホームイン。さらに続く1死一、二塁で、今日スタメンを外れた會澤選手が代打で出場しレフト前にタイムリー。相手のミスをきっかけに一気に勝ち越しに成功しました。

この流れのまま、今日こそは勝ち切りたかったのですが、新・クローザーの菊池保則選手がまたしても結果を残せませんでした。ボール自体は悪くなく、いずれも際どいコースにしっかりと投げ切っていました。先頭の梅野選手のショートへの内野安打も、同点タイムリーの近本選手も打ったほうを褒めるべきでしょう。ただ、プロの世界は結果がすべて。逆転までは防ぐも、3回連続で逃げ切りに失敗したということで、そろそろ配置転換が考えられるのではないかと思います。ここまできたら、今日のスタメンのように、思い切った采配を見てみたいと思います。

野村選手が先発に復帰し、K.ジョンソン選手と森下選手も戻ってくると、大瀬良選手を含めて強力な先発陣が形成されます。となると、やはり課題はクローザー。まだシーズンは始まったばかり。巻き返しに向けて、佐々岡監督がどんな采配をみせるか、注目したいと思います。