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【カープ二軍・由宇球場観戦記】3月16日 ソフトバンク戦。ウエスタン・リーグ開幕!若鯉を応援しに由宇へ行ってきました

【カープ二軍・由宇球場観戦記】3月16日 ソフトバンク戦。ウエスタン・リーグ開幕!若鯉を応援しに由宇へ行ってきました

マツダスタジアムの公式戦入場券は“プラチナチケット”と呼ばれるほどの希少なチケット。一軍の試合に行けぬなら二軍へ!ということで、近年、数多くのファンが駆けつけ盛り上がる「由宇球場」に行ってみました。今年、プライベートで由宇球場に行くのは初。そして息子は人生初めての由宇球場。プロ野球を愛する人々の熱気に包まれたスポットを早速紹介します。

由宇球場があるのは山口県岩国市由宇町

本来の名前は「広島東洋カープ由宇練習場」。カープ二軍の本拠地で、通称「由宇球場」と呼ばれています。由宇球場があるのは、きれいな自然が広がる山口県岩国市由宇町。透きとおるような青空、瑞々しい緑に囲まれた中で、非日常気分にひたりながら観戦できるのも由宇球場の魅力のひとつです。

由宇球場へのアクセス

◎山陽自動車道玖珂ICから車で約30分。球場から歩いて約10分の場所に有料駐車場(約700台駐車可)があります。
◎JR由宇駅から由宇球場行きのバスも運行中なので、広島駅からJRを利用しての来場も可能です。また、JR由宇駅からはタクシーも運行中。バスの便数は決して多くはないため、車での来場、もしくは由宇駅からタクシーの利用が便利だと思われます。
☆アクセスに関して詳しい情報はこちら

由宇球場ってこんな球場です

◎マツダスタジアムとほぼ同じスケールの球場

両翼100m、中堅122m。マツダスタジアムとほぼ同じスケールのメイングラウンド(ここで試合は行われます)のほか、サブグラウンドやブルペンなどを備えています。また、2016年シーズンオフから大規模な球場改修に着手。ピッチャーマウンドを一軍の本拠地・マツダスタジアムと同じ形状や硬さにし、外野の芝生を張り替えるなど、一軍を目指し奮闘を続ける二軍選手が、よりプレーしやすい球場へと進化を遂げています。

◎観客席からグラウンドが近い!選手に声が届く!

以前の由宇球場は内野のファールゾーンがめちゃくちゃ広かった(とにかく広いファールゾーンで、特にキャッチャーフライは後方への外野フライのような感覚でした)。そして、ファールゾーンが広いため、観客席からグラウンドまでの距離が遠く、少し臨場感に欠けていたのですが、リニューアルにより、ファールゾーンが大幅に縮小。さらに一塁側と三塁側の観客席のフェンスが約2mもグラウンドに近づいたことで、選手のプレーはもちろん、選手一人ひとりの表情をよりリアルに感じることができるようになりました。特にピッチャーが投球練習をするブルペンは観客席の目の前。プロの投手が投げるボールを間近で体感できちゃいます。

◎ウエスタン・リーグの試合観戦はなんと「無料」

「え?それは知らんかった」とよく言われるのが、これです。由宇球場で行われるウエスタン・リーグの試合はすべて観戦無料!この設定はうれしすぎますよね。

3月16(土)のソフトバンク戦を観戦

3月15日に開幕をしたウエスタン・リーグ。その翌日、マツダスタジアムで新井貴浩さんの引退セレモニーが行われた日、息子と一緒に由宇球場に出かけました。新井さんの最後の姿を見に行きたかったのですが、チケットが・・・(苦笑)。もちろん新井さんの勇姿はその日の夜、録画でバッチリチェックしました。それでは観戦日誌をどうぞ!

球場へと向かう道の途中に有料駐車場があります。1日800円。駐車場チケットは由宇球場界隈の施設で使える割引券に。みなとオアシスゆうゆう温泉森の小箱、それぞれの施設で200円の割引を受けることができます。そう考えるとお得な設定です。
有料駐車場から坂を歩き、階段を上がった先に由宇球場はあります。駐車場から歩いて10分弱といったところでしょうか。駐車場からグラウンドが見えるので道に迷うことはありません。
試合が行われるメイングラウンド。席はすべて自由席。芝生での観戦となります。
こんな感じでのんびり観戦できます。こやつはのんびりしすぎですが・・笑
由宇球場の魅力はなんといっても「選手との距離の近さ」。目の前で、プレーする選手に声援をおくることができます。選手の声も聞こえるし、きっとこちらの声も選手に届いているはず。
この日は野間選手が1番センターでスタメン出場。この頃は、不振により二軍調整中でした。昨年あれだけ可愛がってもらった新井さんの引退セレモニーの日に一緒のグラウンドに立てず、本人からすると相当悔しかったはず。その想いを晴らすべく、ちょうどこの写真を撮った瞬間、タイムリー三塁打。観客の度肝を抜く早さで三塁に到達する「足」は、やはり一軍に欠かせない戦力です。
マツダスタジアムのコンコースのように通路を通って球場を一周できるのでお気に入りの場所で観戦できます。ただし外野の芝生は立ち入り禁止。
レフトの通路からの風景。由宇球場での試合は、ホームチームのカープは三塁側で、ビジターチームが一塁側を使用します。一塁側ベンチのすぐ後ろには、グッズショップをはじめとした飲食コーナーがあります。
カープのベンチと試合中に使うブルペンがある、三塁側内野芝生席からの風景。緩やかな斜面の芝生にレジャーシートをしいてゆったりと観戦できるのが由宇球場の特徴です。
試合は3対1でカープがソフトバンクに勝利。この日のカープ投手陣はアドゥワ選手が7回を投げて1失点の好投。8回には一軍復活が待たれる今村選手、9回には藤井選手があがり、2人とも無失点に抑えました。☆この日の詳しい試合結果はこちら

由宇球場にはこんなスポットも!

◎サブグラウンド

試合前のウォーミングアップや投手陣&野手陣の守備練習の場として使われているサブグラウンド。右翼70m、左翼65m、中堅65mあるのでけっこう広いです。ウエスタン・リーグ開催日は、試合に出場していない選手がここで練習することも。サブグランドへはカープのベンチがある三塁側からスムーズに移動できます。

◎ブルペン

サブグラウンドの隣になる、カープ投手陣が投げ込みやピッチング練習をするブルペン。投手と捕手のスペースに屋根があり、5人同時に投げ込みができるようになっています。こんな間近で投球練習を見学できるのも由宇球場ならではですな。

◎カープバス

カープ選手が由宇球場へ移動する際に使用するカープバス。目が覚めるような赤!カッコいいですね。こちらのカープバス、試合中はセンターバックスクリーンの後ろに駐車しているので、記念に写真を撮るファンの方も多いです。・・僕もですね(笑)。

◎カープ入団選手の名前が刻印された記念碑

バックスクリーンの横には、由宇球場が完成した1993年以降、ドラフトでカープに入団してくれた選手たちの名前が刻まれた記念碑があります。ここも撮影スポットになってますぞぃ。
カープの取材でお世話になっている河内さんの名前も!じつは河内さんとは同級生です。
小園選手、島内選手など、今年の新人選手の名前もしっかりと刻まれていました。

◎カープ坊やとカープ女の子が目印のトイレ

バックネット裏に2016年オフに新しくつくられたトイレがあります。カープ坊やとカープ女の子が目印。ちなみに、由宇球場のトイレは、このバックネット裏とバックスクリーン後ろの2ヶ所にあります。

◎試合がある日は売店や遊具施設が登場!一塁側後方のスペースには、唐揚げやタコスなどを販売する飲食コーナー、由宇オリジナルのカープグッズを販売する雑貨コーナーが。子どもに人気のスラィリースライダーもありました。二軍の試合なのにこの盛り上がりはすごい!

◎グッズショップも!てぬきうどん・由宇カレーが人気

一塁側後方にはグッズショップもあります。そこまで大きくないミニハウスですが、カープグッズがたっくさん並べられています。スタッフの方に聞くと、一番人気は、カープのロゴマークが入ったボール(800円)とのこと。ロゴしか入っていないボールはこの由宇グッズショップでしか販売されておらず、選手からサインをもらうためのアイテムとして人気のようです。

由宇観戦の定番メニューとして人気の「てぬきうどん」(300円)。この麺には何が練りこまれているんだろう・・。ちなみにうまいっす!息子もあっという間に完食しました。

まとめ

いや〜ほんとに楽しかった。二軍ではありますが、息子と久々に試合観戦。グラウンドが近いぶんだけ、やっぱり迫力がありました。マツダスタジアムのコンコースのように、試合を見ながら、球場をグルリと一周できるのもいいっすねぇ。息子も大満足だったようで、また行きたい!と言っていました。じつは試合後に息子と一緒に出待ちをして、選手からサインをもらおうと奮闘したのですが、それはまたの機会にご紹介します。

未来のカープを担う若鯉が懸命に汗を流す、夢が詰まった由宇球場。まだ行ったことがないというカープファンのみなさん、一度行かれてみてはいかがでしょうか。