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【公式戦】4月29日・広島 vs.ヤクルト 試合速報

4月29日(日)広島 vs. ヤクルト 6回戦
広|101 100 010|4
ヤ|020 112 01/|7

◾️試合時間:3時間30分
◾️観衆:30665人(神宮)

勝:五十嵐/4勝
負:九里/3敗
S:石山/1勝1敗6S

本塁打:広/バティスタ3号(1回表ソロ)、會澤3号(4回表ソロ) ヤ/中村2号(2回裏2ラン)、村上6号(4回裏ソロ)

☆ステーティングメンバー
1番:(遊)田中
2番:(二)菊池
3番:(一)バティスタ
4番:(右)鈴木
5番:(中)長野
6番:(捕)會澤
7番:(左)下水流
8番:(三)小窪
9番:(投)九里

☆バッテリー
九里、レグナルト、菊池保、中村恭、矢崎 - 會澤

☆打撃成績・投手成績はこちら

神宮決戦で連敗。明日は勝って令和の時代へ向かいたい!

連勝がストップし、仕切り直しとなった一戦。カープは4月14日以来の登板となる九里選手が先発マウンドへ。平成を貯金で終えるべく、平成最後の神宮決戦に挑みました。

《今日の試合のまとめ》
🔖初回に復調しつつあるバティさんの先制弾、3回には四番の同点打、4回には選手会長の勝ち越し弾で効果的に得点を奪っていきます。特に誠也さんの同点打は、相手のミスでもらったチャンスを生かした攻撃。四球のあとのファーストストライクをとらえた一撃はさすが四番というものでした。

🔖援護をもらった九里選手ですが5回途中で降板。4.1イニングで101球。7つの三振を奪うも6つの四球。必然的に守備時間は長くなり、いくら得点を重ねても試合のリズムをカープのものにすることができませんでした。ただ、前回登板から2週間もの間があいたこと、そして今日の主審との相性が悪かったことを考えると、単純に乱調とは言えないのかなと思います。しかし、守備時間が長いと負ける確率も高くなるのもたしか。ゾーンの中で勝負して打たせてとる九里選手の持ち味が見れなかったのは残念でした。

🔖5回裏に勝ち越されると、中盤はヤクルトのリリーフ陣を攻略できず。五十嵐選手、梅野選手を相手に1人のランナーも出すことができませんでした。2イニングを投げた五十嵐選手は24球、1イニングを投げた梅野選手は10球。少ない球数、少ない守備時間で終わるリリーフ投手にとって理想的なピッチングで“逆転のカープ”発動を封じられました。

🔖7回裏、大きな得点がヤクルトへ。最後はレフトのエラーでランナーが返ってきましたが、2人のランナーはいずれも四球によるもの。投球リズムの悪さが守備の乱れにきっかけになったのかもしれません。この回を投げた菊池選手の球数は33。五十嵐選手と梅野選手の球数を合わせたものとほぼ同じ数字となりました。

🔖8回表、ヤクルトの勝利の方程式の1枚目の近藤選手を相手に“つながるカープ打線”が発動。2死一塁から長野選手と選手会長の連打で1点を返すと、代打の切り札・西川選手が登場。フルカウントからのカットボールをとらえるも、昨夜落球したセンター青木選手が好捕。切り札の一打とはいきませんでした。

🔖8回裏、1点返したあとにヤクルトが追加点。この回の矢崎選手もボール先行のピッチング。球数は27。連打と四球で満塁にし、犠牲フライを打たれる結果に。

🔖9回裏、田中選手の久しぶりの安打と菊池選手の名人芸のような流し打ちで2死一、二塁のチャンスをつくりますが、最後は先制アーチのバティさんが空振り三振に。中村選手の要求通りに投げ切る石山選手のコントロールが冴えました。

試合は結局、ヤクルトが逃げ切り連敗。前回本拠地で喫した3タテの倍返しをすることができませんでした。やはり四球が多いと勝利からは遠ざかっていきます。今日は10四球。反対にヤクルトは2四球。リリーフ陣にかぎっては無四球でした。

ただ、不調だった田中選手が最後の打席で安打。明日につながるひと振りを見せてくれました。1番打者が勢いを与えてくれないと、つなぐカープ打線の発動にも時間がかかります。明日以降も1番での出場が予想されるだけに、早く調子を取り戻してほしいところです。

明日は平成最後の試合。勝って令和へと進んでいきたいですね。

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