きたぜ!田植えの季節到来!GWはわが家の国民的行事!秋の稲刈りに向けて元気に育ってくれよーー

きたぜ!田植えの季節到来!GWはわが家の国民的行事!秋の稲刈りに向けて元気に育ってくれよーー

実家がお米を作っているので、毎年のことですがGWは『田植え』のシーズンです。

子どもの頃から毎年の定番行事。子どもの頃は遊びに行きたくて行きたくて、田植えなんてしなくていいじゃんと思っていたのですが、不思議なもので、年をとるにつれて、だんだんと田植えにも愛着が湧いてきています。

田植えって・・田んぼに稲の苗を植えるだけかと思われるかもしれませんが、田植え当日までの準備がとても大変なんです。

苗が気持ちよく育つように田んぼを整えていきます

田植えのスタートは、冬の間、眠っていた田んぼの土を目覚めさせる作業から。トラクターで土を耕し、苗が心地よく育つ土台づくりを行っていきます。

次に、田植えをする時期に向けて、田んぼに水を入れ、ここでも機械を使い、土と水がうまくミックスするように苗が育つ環境を整えていきます。

この水入れがじつは大変だったりします。山水を使っているのですが、山水は私物ではありません。そのため、家ごとに順番に水を使う必要があります。そういった事情もあり、田植えの実施日を直前まで決められないこともしばしば。そして水を使うために、地域の清掃活動にも必ず参加しないといけません。そう・・農家は、付き合いも含めて色々大変なのです。

ちなみに、これらの田植えに向けた準備は、祖父が亡くなってからは、父親が1人で行っています。平日は仕事で、土日は田んぼ・・。大変すぎる・・。

そんな準備の時間を経て、いよいよ田植え当日を迎えます

ようやくここで僕も登場(苦笑)。この日は家族で実家に帰り、田植えを手伝います。とはいっても田植えの主役は機械です。今は田植え機が発達しているので、機械を運転する人と、苗と肥料を補充する人、2人もいれば十分と言ってもいいくらいです。

そして、うちの場合は、毎年、親戚のおじちゃんとおばちゃんが手伝いに来てくれるので、かなりスムーズに進んでいきます。

▲みずみずしい苗のみなさん。祖父が現役で活躍していた頃は、苗から育てていましたが、亡くなってからは効率を考えて、JAさんから苗を購入しています。
▲こんな感じで植えていきます。機械が動いている間、補充係はただただ見守るだけ(笑)
▲運転席の左右には、後ろの機械部分にセットする苗を置きます。この運転席の苗がなくなるたびに、苗箱から補充します。
▲運転席のすぐ後ろにある透明の箱が、肥料を入れる部分になります。苗を植えるタイミングで肥料もまいてくれる万能機械です。
▲いくら機械が万能であれうが、操作技術がないと、きれいには植えれません。真っすぐに美しく植えるのが農家のプライド。まだまだ未熟者の僕はのせてもらえません。

田んぼには父親とおじちゃんと僕。3人いるので、苗と肥料の補充も非常にスムーズ。そして、空いた苗箱(約100箱)は家に持ち帰り、おばちゃんと妻と息子が洗っていきます。この苗箱洗いも地味に大変。祖父がいるころは、僕は苗箱洗い係でした(笑)。

▲こんな感じで、一つ一つ水で丁寧に洗っていきます。簡単そうに思われるかもしれませんが、土などがこびりついているため、けっこうな重労働。100近い苗箱をすべて洗い終えると腰がガタガタになっちゃいます。

祖父が遺してくれた言葉があるから・・

今年田植えに使った苗箱は約100箱。植えるのに要した時間は約5時間くらい(今年は朝8時スタートでした)。終わったら田植え機をきれいに洗って終了です。ちなみに、田植え機で植えられないところは、あとで手で植えていく流れです。

昔、祖父がこんなことを言っていました。

「田んぼをめいいっぱい使いたいために手で植えてるんじゃない。稲の苗は、道路を走る車や自転車、歩いている人から見てもらうことを考えて植えんといけんのよ」

田植え機で植えることができない細いスペースを手で地道に植えているのは、田んぼを目一杯使いたいからではなく、農家としてのプライドみたいなものがあるようです。こんな名言を言われたからには、いくら面倒な作業でも、農家のはしくれとしてやらないわけにはいきませぬ。

そして、子どもの頃はいやでいやで仕方なかった農業に興味をもった理由も祖父の影響です。祖父とは生まれた時からずっと一緒に暮らしてきました。だから祖父が田んぼを大事に大事にする姿をずっと見てきたんですよね。

大好きな祖父が大切にしたきたものを守ってあげたい。僕が田んぼを手伝う一番の理由は祖父への感謝の想いがあるから。せめて僕が死ぬまでは引き継いでいきたいと思っています。

田植えはわが家の国民的行事!

よく「便利な機械があるのなら、別に手伝わなくていいんじゃないの?」と思われたりしますが、そんな問題じゃないんです。時間とか人数とか効率とか関係なく、田植えはわが家の国民的行事。田植えの時期に実家にいないと、DNAがだまっていなくなったのです(笑)。

ただそれはあくまでも僕個人の話。手伝ってくれた妻と息子には感謝です。妻は苗箱洗い、息子は苗箱洗いをちょろちょろっと手伝いながら、おばちゃんと妻の隣で、ずっとカープの話をしていたそうです(笑)。

そんなこんなで今年の田植えも無事に終わりましたが、米作りはここからが大変。秋までの数ヶ月は、「天候と水との戦い」になります。

父親は毎日、田んぼに水を見にいき、水が多すぎたら水を抜き、水が少なければ水を入れる作業を行います。稲刈りの日まで毎日欠かさず・・それはもう間違いなく大変です。

手間暇かけてじっくりと育てた稲を、秋に収穫する。毎日見守り続けた人にとっては、感慨深い時間となるのでしょうね。ちょこっとだけ手伝う僕にはまだまだ感じることができない気持ちです。ただ死ぬまでに何度かは、米作りと真摯に向き合ってみたいという想いもあります。

田植えはわが家の国民的行事!同時に稲刈りも国民的行事!
秋にまた会うころには、美味しいお米に元気に育っていてちょうだいよ!